2009年06月12日
WHO(世界保健機構)は11日、新型インフルエンザが南半球で拡大していることを受け緊急委員会を開き、警戒レベルを最高の「フェーズ6」への引き上げを宣言した。インフルエンザによる同宣言は、1968年の「香港風邪」以来、約41年ぶりとなる。また、今後1~2年間は世界規模での流行が続き、終息には3~4年間を要するとの見解も示された。
ただし、毒性に変化がないこと等から国家間の移動制限等は実施せず、日本政府も現行の警戒体制を続ける方針だ。今後は、秋季頃に予測されている第二波への備えが急務となる。
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