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ハイチ大地震、首都被害甚大、国民の3分の1が被災か (第2報)

ハイチで13日(日本時間)に発生した地震は、首都ポルトープランスに甚大な被害を及ぼしたことが明らかになってきた。人口の約3分の1が被災したと考えられ、死者が数万規模に上ると見られる。国連やアメリカをはじめとする数ヶ国、NPO団体等が救援活動を展開しているものの、現地の政府関連施設やライフライン、病院や空港といった重要施設がほとんど機能していない状況だ。余震も続き、さらなる倒壊を避けるため住民は屋外での避難生活を送っている。また、囚人の脱走や遺体が路上に放置されている等、治安・衛生状態の悪化も始まっており、混乱の長期化が予想される。
なお、今回の地震は同国に存在する2つの断層の内の「エンリキロ断層」が横にずれたことによる直下型地震であることが判明している。

ハイチ首都近郊で大地震、壊滅的被害の恐れ

現地時間で12日16時53分(日本時間13日6時53分)頃、ハイチ首都ポルトープランスから南西約15kmを震源とするM7.0・震源の深さ10kmの地震が発生した。首都やその周辺の街では病院等が倒壊し、大統領宮にも被害が出ているとの情報もあり、被害の拡大が懸念されている。
なお、この地震による津波の被害は確認されていない。