「防災講座及び講習会の開催による参加者の防災意識向上 並びに地域社会への貢献」
はじめまして、防災ボランティアサークルSLS.Network@Sophia代表の納山武広です。私たちは2008年11月に、大学の防災向上を学生の立場から進めることを目的に設立された課外活動団体です。
SLS.Network@Sophiaではどのような状況においても学生が自分、そして大切な人を守るために必要な知識を習得、実践することを目的にしています。学んだ知識や技能を駆使して大地震などの有事の際には大学でのボランティア活動に携わることができたらと考えています。災害は突然訪れます。その時、まず自分が助かることで、周りの人を助けることが可能になり、多くの悲しみを減らすことができます。そんなメッセージを伝えていけたらと考えています。
2009年度は、学生が防災について学ぶことができる場を提供するために、防災講習会を毎回テーマを変えながら5回開催しました。たとえば大学で大地震に遭遇したことを想定して、「目黒巻き」というツールを用いて地震が起きた瞬間からの自分の行動を10秒後、1分後、1時間後、1日後と時系列に想像していきました。実際の行動を想像してみることで自分の行動を見直し、普段からの備えを考えるきっかけになりました。講座以外にも、1月に実施された千代田区帰宅困難者避難訓練に学生ボランティアとして参加し、上智大学会場の運営に携わりました。
今回、これまで続けてきた活動に対して学長奨励賞をいただくことができたことは大変うれしく思っています。今後の活動への励みにしていきたいと思います。防災に取り組むというのは堅苦しいイメージを持ってしまうかもしれませんが、実はもっと身近なものだと感じていただけたら幸いです。
SLS.Network@Sophiaは創設されて間もない課外活動団体です。今後は活動の幅を広げ、より多くの学生に興味を持ってもらい、活動に参加してもらえるようにしていきたいと考えています。さらなる飛躍を遂げる2010年にしていきます。
(上智大学ホームページより)http://sophia100.jp/10_seika/02-22.html