お知らせ

2009年度防災教育チャレンジプラン各賞決定

■「宮城県丸森町立丸森東中学校」が大賞を受賞!

2010年2月13日(土)、2月14日(日)に、東京・有明の「有明の丘基幹的広域防災拠点施設」で、防災教育チャレンジプランの最終報告会(ワークショップ)が開催されました。2009年度防災教育チャレンジプランに取り組んだ9団体が、この1年間の実践活動の最終報告を熱のこもった発表で行った結果、受賞団体は次の通りです。

○防災教育大賞

【宮城県丸森町立丸森東中学校】
改援隊(かいえんたい)という組織を作り、少子高齢化の中山間地で、中学生が主体となってPTAや地域住民、社会福祉協議会など多くの団体と連携し、地域防災訓練を実施するなど、地域防災力の向上に取り組んだことや、農業など幅広い分野にも波及して取り組んだ点が高く評価されました。

○防災教育特別賞

【滋賀県立彦根工業高等学校都市工学科】
高校生が地域住民や小学生らと一緒になって災害時の避難場所に「かまどベンチ」を製作し、防災設備を形として残すとともに、「かまどベンチ」を使った炊き出し訓練を行うなど、地域とのコミュニケーションをより一層深める取り組みを実施した点が評価されました。

○防災教育優秀賞

【紀の川市立荒川中学校】
阪神・淡路大震災の被災者を取材し、体験談などを防災教育番組として作成し、校内放送という学校にある設備を使って、全校生徒へフィードバックするとともに、放送内容の小冊子化や地域と連携した防災マップを作成した点が評価されました。

【特定非営利活動法人 日本沼津災害救援ボランティアの会(NVN)】
高齢者が行うAEDという視点から、災害弱者にならない高齢者を育成するための訓練や、AEDを一般の方へ、より知ってもらうためのAEDマップ作成などの普及を実施したこと、AEDの手順を歌で覚えてもらうなど工夫を重ねた点が評価されました。

なお、各団体の取り組みなどについては、防災教育チャレンジプランホームページ(http://www.bosai-study.net/top.html)をご参照ください。

…防災教育チャレンジプランメールマガジンより抜粋…

ハイチ大地震、首都被害甚大、国民の3分の1が被災か (第2報)

ハイチで13日(日本時間)に発生した地震は、首都ポルトープランスに甚大な被害を及ぼしたことが明らかになってきた。人口の約3分の1が被災したと考えられ、死者が数万規模に上ると見られる。国連やアメリカをはじめとする数ヶ国、NPO団体等が救援活動を展開しているものの、現地の政府関連施設やライフライン、病院や空港といった重要施設がほとんど機能していない状況だ。余震も続き、さらなる倒壊を避けるため住民は屋外での避難生活を送っている。また、囚人の脱走や遺体が路上に放置されている等、治安・衛生状態の悪化も始まっており、混乱の長期化が予想される。
なお、今回の地震は同国に存在する2つの断層の内の「エンリキロ断層」が横にずれたことによる直下型地震であることが判明している。

ハイチ首都近郊で大地震、壊滅的被害の恐れ

現地時間で12日16時53分(日本時間13日6時53分)頃、ハイチ首都ポルトープランスから南西約15kmを震源とするM7.0・震源の深さ10kmの地震が発生した。首都やその周辺の街では病院等が倒壊し、大統領宮にも被害が出ているとの情報もあり、被害の拡大が懸念されている。
なお、この地震による津波の被害は確認されていない。

伊東市沖で地震が相次ぐ

17日夜から18日朝にかけて、静岡県伊東市の沖合いを震源とする大きな地震が2度相次ぎ、いずれも伊東市で震度5弱、伊豆の国市や小田原市等で震度3~4を観測した。地下のマグマ活動が原因とみられている。
<17日の地震>
22時45分頃に発生。推定M5.0。この地震に先立ち、周辺では小規模な群発性地震が発生していた。
<18日の地震>
8時45分頃に発生。推定M5.3。昨日の地震から50回以上の地震(有感・無感含む)があり、気象庁も同日未明の会見で今後最大深度5強の地震が起きる可能性を指摘していた。
<被害 ※18日午前現在>
水道管の破裂・断水等:32件。家屋の一部損壊:23件。他、道路等の被害が数件。怪我人が数人発生しているものの、死者は確認されていない。

広州市訪日視察団が来会

12月16日、中国・広州市(※)の行政機関職員から構成される「自然災害の救助と応急管理」訪日視察団(26名)が当委員会を訪問しました。同視察団は2008年の四川大地震で甚大な被害を出したことに示唆を受け、度々地震等の自然災害に見舞われている日本の防災や応急・復興体制を視察するため訪日。12月一杯をかけて国内の様々な行政機関や防災施設を訪問する予定です。その中で、民間団体である当委員会の講座・登録制度等の災害ボランティア推進活動体制に注目し、今回の訪問となりました。
当委員会の概要説明後の質疑応答では、「社会福祉分野へのSL活動の関わり」や「自治会等の地域組織との関係」、「災害が発生した際の本部とSLの連携」等の具体的な質問が次々と出され、防災やボランティアへの関心の高さが窺えました。また、最後には団長の肖 広英氏から「今まで訪問したなかで一番実りある内容でした」との挨拶もいただきました。

※広州市:広東省に属する中国第三の規模を誇る大都市。香港の北西に位置し、近年では国際都市としての一面も持つ。中国語では「广州」または「廣州」と表記する。

H21年度千代田区帰宅困難者避難訓練に参加します

千代田区では、「阪神・淡路大震災」を風化させない意味も含めて、毎年1月17日(防災とボランティアの日)に「帰宅困難者避難訓練」を実施しています。当会では、訓練が開始された平成15年度から例年、同訓練に参加しています。本年度は2010年1月15日(金)秋葉原駅周辺にて『外国人支援』を主要なテーマに、区・区内大学・社会福祉協議会等と連携して実践的な帰宅困難者支援訓練を行います。SLで参加をご希望の方は本部事務局までご連絡ください。一般の方は千代田区のホームページからお申し込みください。
http://www.bousai.city.chiyoda.lg.jp/disaster/info_020924.html

防災教育チャレンジプラン中間報告会が開催

10月31日、東京京有明にある「有明の丘基幹的広域防災拠点施設」にて「2009年度防災教育チャレンジプラン中間報告会」が開催されました。この施設は、首都圏において、大規模かつ広域的な災害が発生した際に国・地方公共団体等の合同現地対策本部を設置される施設で、日本で初めて基幹的広域防災拠点として整備された施設です。SLの関係団体でもある「NVN(日本沼津災害救援ボランティアの会)」と「SLS(SafetyLeaderStudents’Network)」もそれぞれ、今年度の中間活動報告を行いました。防災教育チャレンジプランホームページでは、近日中に中間報告会の様子が紹介される予定ですのでぜひご覧ください。
http://www.bosai-study.net/top.html

SL認定者6千名達成

9月に実施された第2回静岡県講座において災害救援ボランティア・セーフティリーダー(SL)の認定者が6千名を越えました。記念すべき認定者は県内の高校生で、当会委員長の澤野より記念品を手渡しました。日本の21世紀を展望した場合に、都市部を襲う大地震は避けて通れない課題です。若い世代を中心に、災害被害を軽減するための災害ボランティア活動がさらに発展していくことを期待しています。

非常に強い台風に注意を

7日7時50分現在、気象庁発表によると非常に強い台風18号は奄美大島南南東約190kmに位置し、中心気圧940hPa、最大瞬間風速60m/sを維持したまま北北東へ30km/hのスピードで移動している。気象庁では、各地で豪雨、強風による被害が想定されるため注意を呼びかけている。(参考URL)http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/bosai/index.html

南太平洋サモアで大地震、津波で甚大な被害

南太平洋のサモア付近で9月29日午前6時48分ごろ、マグニチュード(M)8.0の地震があった。地震による大津波で付近の島々では多数の犠牲者が出ている。