ここ数日間に九州や首都圏で豪雨被害が相次いでいる。
7月3日、前線の停滞により九州南部を記録的豪雨が襲った。鹿児島・宮崎両県で増水や土砂崩れにより2名が死亡、1名が行方不明となっている。架橋の流失や県道・国道の寸断も相次ぎ、冠水等による農家への被害も大きいものとなっている。
一方、6日には首都圏上空に流れ込んだ寒気によって、夕方から夜にかけて東京23区や埼玉県南部でゲリラ豪雨が発生した。多い地域では1時間の降雨量が50~100ミリに達し、道路の冠水による交通遮断やマンションの孤立が発生し、消防隊が出動する事態となった。また、多摩川では男性が流され行方不明となっている。
7月1日、東京臨海広域防災公園(基幹的広域防災拠点有明の丘地区)が開園します。平時は防災学習の拠点として、災害時は政府のヘッドクオーターとしての機能を持ち合わせた施設です。当会が事務局を務める防災教育チャレンジプランの会場としても利用しており、また展示にはSLSが関わるイザ!カエルキャラバン(NPO法人+arts)も関わっています。夏休みにかけて子供たちの来場が期待されており、防災学習の中心施設として注目されています。
http://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000013256.pdf
(国土交通省関東地方整備局記者発表資料)
気象庁は平成22年5月27日より警報・注意報の発表を変更する。これまで全国375の区域に細分化し、地域ごとに発表を行っていたが、住民にとって「該当するかしないか」が分かりにくいため【市町村単位で警報・注意法を発表する】ことにした。これにより居住地域での警報・注意法がより分かりやすくなり、気象災害に備えやすくなる。
「防災講座及び講習会の開催による参加者の防災意識向上 並びに地域社会への貢献」
はじめまして、防災ボランティアサークルSLS.Network@Sophia代表の納山武広です。私たちは2008年11月に、大学の防災向上を学生の立場から進めることを目的に設立された課外活動団体です。
SLS.Network@Sophiaではどのような状況においても学生が自分、そして大切な人を守るために必要な知識を習得、実践することを目的にしています。学んだ知識や技能を駆使して大地震などの有事の際には大学でのボランティア活動に携わることができたらと考えています。災害は突然訪れます。その時、まず自分が助かることで、周りの人を助けることが可能になり、多くの悲しみを減らすことができます。そんなメッセージを伝えていけたらと考えています。
2009年度は、学生が防災について学ぶことができる場を提供するために、防災講習会を毎回テーマを変えながら5回開催しました。たとえば大学で大地震に遭遇したことを想定して、「目黒巻き」というツールを用いて地震が起きた瞬間からの自分の行動を10秒後、1分後、1時間後、1日後と時系列に想像していきました。実際の行動を想像してみることで自分の行動を見直し、普段からの備えを考えるきっかけになりました。講座以外にも、1月に実施された千代田区帰宅困難者避難訓練に学生ボランティアとして参加し、上智大学会場の運営に携わりました。
今回、これまで続けてきた活動に対して学長奨励賞をいただくことができたことは大変うれしく思っています。今後の活動への励みにしていきたいと思います。防災に取り組むというのは堅苦しいイメージを持ってしまうかもしれませんが、実はもっと身近なものだと感じていただけたら幸いです。
SLS.Network@Sophiaは創設されて間もない課外活動団体です。今後は活動の幅を広げ、より多くの学生に興味を持ってもらい、活動に参加してもらえるようにしていきたいと考えています。さらなる飛躍を遂げる2010年にしていきます。
(上智大学ホームページより)http://sophia100.jp/10_seika/02-22.html
青海省地震の発生から1週間が経過した4月21日、中国政府は全国哀悼日として全国民が喪に服した。犠牲者は同日夕方時点で、2,183人に上り、84人がなお行方不明となっている。また、富士山を越える標高での活動とこともあり、救援にあたった人員にも体調を崩す人が多く発生した。
同地震では救助支援の情報がニュースで公開され、延べ1万8千人近くが被災地で支援活動をしている。また、同省西寧市では大学生ボランティア200人が支援活動に派遣された。
アイスランドのエイヤフィヤットラヨークトル火山が4月14日から再び大規模に噴火、火山灰は上空約1万6000mに達し、ヨーロッパで歴史上例を見ない空港閉鎖を引き起こしている。また噴火口を覆う厚さ200mの氷河が急速に溶けだし、現地では洪水の恐れが出でいる。
4月14日、日本時間8時50頃、中国青海省・玉樹チベット族自治州玉樹県付近でM7.1・深さ33kmの地震が発生した。住宅の他、議事堂や職業訓練学校等の公共施設も軒並み倒壊しており、睡眠時間帯に発生したことから大きな被害がでている。また、山岳地帯でもある同県へ続く道路が土砂崩れで寸断している等から救助活動にも支障が出ている状況だ。
14日夕方までに、死者300人、負傷者8,000人に上り、さらに拡大する恐れがある。
2010年4月1日 東京国際フォーラム 上智大学で災害救援ボランティア講座を修了した原田SL(文学部・21年度卒業生)が設立し、納山SL(外国語学部英語学科)が現代表を務める防災ボランティアサークル「SLS@Sophia」が「防災講座及び講習会の開催による参加者の防災意識向上並びに地域社会への貢献」により、上智大学課外活動団体学長奨励賞を受賞しました。表彰式は東京国際フォーラムで入学式と共に行われ、式にはメンバーの鎌田智美SL(文学部国文学科)が出席し、表彰状を受け取りました。このニュースは大学ホームページ、上智大学通信などでも紹介されています。
(写真) 表彰状を受け取る鎌田SL
提供:上智大学
内閣府(防災担当)が防災ボランティア活動について紹介する「防災ボランティア活動を受け入れる~地域の『受援助力』を高めるために」を発刊しました。パンフレットは内閣府「防災ボランティアのページ」に電子データで掲載されています。
http://www.bousai.go.jp/oshirase/h22/100401-1kisya.pdf
(内閣府・報道発表資料)
総務省消防庁による指導者向け防災教育教材「チャレンジ防災48」が防災・危機管理eカレッジホームページ上で公開されました。
http://www.e-college.fdma.go.jp/bosai/index.html
(防災・危機管理eカレッジ「チャレンジ防災48」)
インターネットにアクセスすることで、様々なテキストや映像・写真などを利用することができます。主に小学生~中学生以上を対象としていますが、分かりやすく災害・防災等について理解できるようになっています。