9月に実施された第2回静岡県講座において災害救援ボランティア・セーフティリーダー(SL)の認定者が6千名を越えました。記念すべき認定者は県内の高校生で、当会委員長の澤野より記念品を手渡しました。日本の21世紀を展望した場合に、都市部を襲う大地震は避けて通れない課題です。若い世代を中心に、災害被害を軽減するための災害ボランティア活動がさらに発展していくことを期待しています。
7日7時50分現在、気象庁発表によると非常に強い台風18号は奄美大島南南東約190kmに位置し、中心気圧940hPa、最大瞬間風速60m/sを維持したまま北北東へ30km/hのスピードで移動している。気象庁では、各地で豪雨、強風による被害が想定されるため注意を呼びかけている。(参考URL)http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/bosai/index.html
インドネシア西部スマトラ島沖のインド洋で9月30日午後5時16分ごろ、マグニチュード(M)7.6の地震が発生した。主要都市パダンでは建物が崩壊する被害が出ていて、死者が千人を超える恐れもあるなか、懸命な救助活動が続いている。
フィリピンの首都マニラは9月26日、台風16号による豪雨に見舞われ、市街地が冠水するなどの被害が出ている。洪水の規模は過去20年で最悪で政府は28日に死者140人以上、行方不明者32人、被災者43万人であると発表した。被災地では新たな台風17号が接近しており、アロヨ大統領は2日に国家災害宣言を発令している。
9月2日、当会の神奈川講座で「災害情報の伝達と収集」をご担当される吉井博明・東京経済大学コミュケーション学部教授が、平成21年度防災功労者内閣総理大臣表彰を受賞されました。吉井教授による「防災グループワーク」や「避難所運営ゲーム(HUG:ハグ)」は、神奈川講座における実践的な演習として実施されています。10月には横須賀市にて講座が行われます。ぜひこの機会にご参加ください。
9月2日、滋賀県・太田SLが代表を務める”たかしま災害ボランティアネットワーク「なまず」が防災体制の整備(団体)で防災功労者内閣総理大臣表彰を受賞しました。県内外での出前講座やコミュニティ作り、サバイバルウォーク等の活動が高く評価されました。
防災教育に関する取り組みを支援する『防災教育チャレンジプラン』の2010年度募集が9月1日より開始されました。今まで防災教育に関わったことがない団体・学校からでも応募しやすいように募集要項が配慮され、初挑戦=チャレンジを積極的に支援します。詳しくは防災教育チャレンジプランホームページ
http://www.bosai-study.net/top.html
をご覧ください。また、2009年度募集で採用されたSLS(SafetyLederStudents’Network)やNVN(日本沼津災害救援ボランティアの会)といったSL関係団体による活動報告が行われる中間報告会が10月31日(土)に有明の丘基幹的広域防災拠点において実施されます。皆さまからのたくさんのご応募・ご参加をお待ちしております。
9月1日に実施された「平成21年度八都県市合同防災訓練」の主幹会場、川崎市は東扇島公園での訓練にSL十数名も参加しました。活動内容は川崎市の災害ボランティアネットワークが開設したボランティアセンターでの駆けつけボランティア役で、住人のニーズの替わりに展示ブースで情報収集をして報告をする、というものです。省庁や企業が出展するブースでは最新の防災グッツ等が展示され、プールの水を飲料水に濾過する装置や大雨体験車など普段ではあまり見かけることのないものもありました。
天候にも恵まれたこともあり、会場には市内の各自治体住民を初め小中学生の団体や親子連れも多く来場し、自衛隊等が披露する訓練に熱心に見入っていました。
水害で大きな被害を受けた兵庫県佐用町では、ボランティア募集を県内から県外へと広げている。これを受けてボランティアバスは兵庫県内だけでなく、岡山県、京都府からも運行を開始している。ボランティア活動の詳細については佐用町災害VCブログhttp://d.hatena.ne.jp/sayotown/をご覧ください。