お知らせ

新型インフルエンザの死者、1,000人を突破 (第10報)

WHO(世界保健機構)は4日、新型インフルエンザによる死者が7月末の時点で累計1,000人以上に達したことを発表した。感染者は168の国・地域で累計16万2,000人以上に及んでいる。また、終息までに世界人口の15~45%が感染する推計も明らかにした。これは、世界人口の30%が感染したとすると、感染者は約20億人となる計算になる。
 当初の予測に反し、国内では夏場となった今日でも感染が拡大し、7月24日の時点で感染者5,000人を突破している。この現象は日本に限ったことではなくアメリカ等でも確認されているが、まだまだ注意を払う状況が続きそうだ。

首都直下、1ヶ月後でも断水564万人分

国土交通省は7月31日発表の「2009年版水資源白書」内で、埼玉県南部の綾瀬川断層を震源とする地震(M7.4)により、施設が損壊して利根川と荒川から取水できなくなった場合、1ヵ月後でも564万人分が断水している試算を出した。他にも断続的断水が33万人分、減圧給水が1303万人分とし、同河川に依存している埼玉県に影響するとみられている。
 また、災害時も含め行政と住民が協力し、地域間で水を融通しあう「総合水資源管理」への転換の必要性を指摘した。

21日からの豪雨被害、気象庁が命名へ

21日からの山口県や福岡県等で発生し、20名以上の死者を出した一連の豪雨被害について、気象庁は「平成21年7月中国・九州北部豪雨」と命名した。
 全国社会福祉協議会によると福岡県の県社協 及び 飯塚市社協も25日付で災害ボランティアセンターを立ち上げ、同県・市内レベルで対応をしている。
 また、中央共同募金会では山口県の被災者への義捐金活動を27日から8月26日までの1ヶ月間実施する。なお、本格的な受付は30日からとのことだ。
<参照>
気象庁HP ⇒ 当会HPメニューの「リンク」より繋がります。
中央共同募金会HP内/共同募金・災害救援ブログ
 ⇒http://blogs.yahoo.co.jp/kyodobokin

群馬県で竜巻被害

群馬県館林市で27日に発生した竜巻の被害は、確認されているもので負傷者21人、建物の被害約230棟に達した(本日正午現在)。館林市では昨日に続き、地方気象台や消防本部等と連携して被害情報を集約している。
 国内の竜巻の強さは世界で広く用いられている「藤田スケール」の全6段階(F○)で表現され、今回発生した竜巻はF2クラスと推定されている。なお、よく報道されるアメリカの竜巻被害は、多くがF4~F5クラスである。

防府市、災害ボランティアセンターを立ち上げ (第2報)

21日の局地的豪雨で土砂災害が発生した山口県防府市では、昨日(23日)に災害ボランティアセンターを立ち上げ、本日からボランティアの募集を同県内のみを対象として開始した。ただし、天候不順から本日の活動は中止となった。
 一方、山口市他の被災地域は被害が限定されていることから、当面は通常の体制で対応にあたる方針だ。
 被災地域では本日夜からまとまった雨の予報が出ており、警戒を強めている。
<参照>
防府市社協HP http://hofushishakyo.jp/
全社協HP(災害ボランティア情報) http://blog.goo.ne.jp/vc00000

中国地方の豪雨被害、死者7人に

21日に発生した中国地方の局地的豪雨は、状況が落ち着くにつれて被害が明確になりつつあり、17時現在で山口・鳥取両県で死者7人、行方不明者10人に達した。
 特別養護老人施設が土石流に襲われた山口県防府市によると、被害件数は13時現在で565件にのぼり、16時現在で110人が避難をしている。救助活動における二次被害も発生していることから、慎重な作業が進められている。

防災教育チャレンジプラン事務局活動支援窓口に決定

全国から様々な防災教育事例を募集・支援する『防災教育チャレンジプラン』の事務局活動支援窓口として正式に決定しました。当会は、同プランに採用された防災教育実践団体をサポートします。同プランの2009年度実践団体にはNVN(日本沼津災害救援ボランティアの会)やSLS(Safety Leader Students’Network)など、セーフティリーダーが活躍する団体も採用されています。※写真は同プランにおいてプレゼンテーションを行う納山SL(上智大)。

WHO、パンデミックを宣言 (第9報)

WHO(世界保健機構)は11日、新型インフルエンザが南半球で拡大していることを受け緊急委員会を開き、警戒レベルを最高の「フェーズ6」への引き上げを宣言した。インフルエンザによる同宣言は、1968年の「香港風邪」以来、約41年ぶりとなる。また、今後1~2年間は世界規模での流行が続き、終息には3~4年間を要するとの見解も示された。
 ただし、毒性に変化がないこと等から国家間の移動制限等は実施せず、日本政府も現行の警戒体制を続ける方針だ。今後は、秋季頃に予測されている第二波への備えが急務となる。

中米・ホンジュラス沖でM7.1の地震

現地時間で28日2時25分(日本時間で17時25分)頃、中米・ホンジュラスの北部・ラセイバの沖合130キロの地点で、マグニチュード7.1、震源の深さ10キロの地震が発生した。この地震により、震源地に近い地域では学校等への損壊や橋の中央部が崩壊する等の被害が確認されている。また、数十名の死傷者が発生しているとの情報もあり、事態が明確になるにつれて被害が拡大する可能性もある。
 ホンジュラスはカリブ海に面する共和国で、バナナやコーヒー豆、繊維製品産業が盛んである。また、世界遺産のマヤ文明も国内に有している。

新型インフルエンザへの対応・方針を修正 (第8報)

発覚から間もなく1ヶ月が経過する新型インフルエンザは、未だ拡大を続けている。国内では、新たに東京都・神奈川県・埼玉県で感染者が確認され、本日正午現在で302名を数えた。
 一方で、日本政府は同ウイルスが弱毒性であり季節性のものとほぼ同じ対処ができることから、今後の方針を ①さらなる拡大の防止 ②感染によって重篤に陥る可能性のある人々への感染防止 に重点をおき、航空機の機内検疫や停留処置を近く中止することを発表した。
 また、WHO(世界保健機構)も警戒レベル6への引き上げ基準を、日本や英国の感染状況から世界的な感染状況へと視点を移行すると発表した。